「英検CBT」は、従来の英検と何が違う?
Hello~!
みなさん、お元気ですか?
今回は英検のお話です♪
英検CTB、という受験方法があることをご存知ですか?
どんなものなのか、メリット、デメリット、気を付けたいことや、試験に向けてお勧めの参考書などを書いていきたいと思います♪
Ok,here we go!
1.英検CTBとは?
英検CTB =(Computer Based Testing )という名称で、コンピュータ上で受験する事ができる英検です。2014年度に開始したときは一次試験・二次試験と分けて技能測定をしていましたが、2018年8月から1日で4技能全てを受験できる新方式となりました。
・従来の英検と同じ資格が得られる
・コンピュータで受けられる
・一日で4技能を受験できる
・準1~3級が受けられる
・全国47都道府県のテストセンターで受講可能
・原則、毎週土日実施
(一部エリアでは平日・祝日も実施中)
・問題構成は通常の英検と同じ
・スピーキング→リスニング→リーディング&ライティングの順番
スピーキング
時間は準1~3級すべて15分与えられます。
マイク付きヘッドフォンを装着し、コンピュータ上の指示に従い解答(発話)し、音声を録音して受験します。
従来型の面接でのスピーキングテスト同様、評価の中に「アティチュード=態度」があります。受験者の顔は録画をしませんが、声のトーンや大きさ、はっきり発話することに気遣うことが大切です。
リスニング
試験時間は準1級のみ30分、他の級は25分与えられます。
1問ごとに音声が再生され、10秒の解答時間があり、自動的に次の問題へ移ります。
リーディング・ライティング
試験時間は準1級90分、2級85分、準2級75分、3級50分です。
-英検CBTのメリット
英検CBTはどのようなメリットがあるかを考えてみました^^
☆受験料が安い
英検CBTは、従来型の英検と比べると1,000円安く受講できます。
準1級 従来型の英検 CTB
8,400円 → 7,400円
2級 従来型の英検 CTB
7,400円 → 6,400円
準2級 従来型の英検 CTB
6,900円 → 5,900円
3級 従来型の英検 CBT
5,900円 → 4,900円
☆一日で4技能を受験できる
従来型の英検は年3回の受験が可能で、一次試験の筆記試験が合格すれば次の二次試験を別日に受けるという流れですが、英検CBTは、一度に4技能全て受講可能です。原則、毎月・毎週土日に行われている(試験会場によって異なりますので注意)ので、予定も組みやすいですね。
☆確実にスピーキングテストを受ける事ができる
従来型の英検では、一次試験を合格しなければ二次試験のスピーキングテストに進めませんでした。英検CBTでは確実にスピーキングテストを受ける事ができます。
スピーキングテストは録音式なので、面接官と対面してしまうと緊張して二次試験に苦手意識がある方には向いているかもしれません。
☆自分のペースで受講できる
従来型の英検では、全員が一斉にペーパー試験に取り掛かり、試験終了時間後に問題用紙を集めますが、英検CBTは、入力が終わったら自己判断で退出する事ができるようです。
☆雑音が少ない環境でリスニングテストができる
ヘッドフォンを使用するので、雑音が少ない環境で、耳元で音声を聞く事ができます。
-英検CBTのデメリット
英検CBTにはどのようなデメリットがあるかを考えてみました^^;
★タイピングが苦手な人には不向きかも・・
CBTはすべてコンピュータ上で行います。
画面操作、解答入力、ライティングなど全てタイピングが必要です。時間も限られているため、タイピングが苦手な方は入力に時間がかかってしまうかもしれません。
→ そんな方には「英検2020 1DAY S-CBT」がおすすめです☆
※同記事内にて後ほど記述
★目が疲れるかも・・
二時間ほどずっと休憩なしでパソコンの前に座りライティングしたり長文読解をするので目が疲れるかもしれませんね。
★受験可能人数が限られる
コンピュータが一人一台必要で、従来型のように大きな試験会場で多くの人を収容できる施設は少ないため人数が限られます。よって、早めの申し込みをおすすめします。
- 気を付けたいポイント
・スピーキングテストをこんな理由でやりにくく思う人も?
スピーキングテストは、話す能力を総合的に見るテストです。使う単語が正しいか、文法はどうか、問いに対して解答は適切かなどはもちろんですが、評価には「アティチュード=態度」というものもあります。
話すことは「視線や声の強弱、表情、身振り手振り」などの非言語コミュニケーションもとても大切です。
従来型の二次試験では、面接官との対面式受験で生身のコミュニケーションが取れますが、CBTはコンピュータ上での受験で録音のみなので「声のトーンや大きさ、はっきり話す明瞭さ」などを意識することがさらに大切になります。
コンピュータの先にいる採点者を思いながら「伝える!」気持ちを持って臨んでください。これは、従来型でも同じですね。
・最初はスピーキングテストから始まる
スピーキングテストは他の受験者も一斉に始めます。
パーテーションで仕切られたコンピュータ席での受験なので、ヘッドフォンをしていても近くの受験者の声が聞こえる事もあります。
同室に他の級の受験者がいたり、問題文を読むスピードも各自異なるため、慣れない雰囲気の中で圧倒されてしまうかもしれません。
そうならないために、その状況を予測して心の準備をしておくことや試験前の音量のチェックをしっかり行いましょう。
なによりも、日頃からたくさん練習を重ねることが自信につながりますから、事前の準備を重ねましょう!
- 英検2020 1day S-CBTとは
このテストは英検CBTと同様に4技能を1日で受験できるものでコンピュータで受けます。
CBTとなにが違うかというと、S-CTBも全てコンピュータの操作が必要ですが、解答の仕方が「解答用紙にマークを付ける・記述するPBT方式=Paper Based Testing 」という点が違います。
パソコン上で簡単な操作ができれば、あとは鉛筆で用紙にマークをつけたりライティングをすればいいのでタイピングに自信がない方も安心ですね。
オススメの参考書
旺文社から出ている参考書に「英検CBT/英検S-CBT」対策の書籍が出ています。参考にしてください♪
従来型の英検と問題形式は一緒ですので、英検対策の書籍でも十分に対応できるでしょう^^
- 動画で流れを確認!
英語検定協会が提供している英検CBT の試験の流れがYoutubeで見れます。イメージトレーニングは大切ですので、気になっている方は見てみて下さいね♬
CTB:スピーキングの流れ
https://www.youtube.com/watch?v=Uu32LZvoj7M
CTB : リスニングの流れ
https://www.youtube.com/watch?v=pkn_VaUHK-o
CTB:リーディングの流れ
https://www.youtube.com/watch?v=Ah_cEhMVLkI
CTB : ライティングの流れ
https://www.youtube.com/watch?v=23phVLhYk0c
いかがでしたでしょうか。
今回は英検CBTについてお話ししました。英検は身近な検定試験ですが、意外にその内容を知らないことが多いですね。この記事が少しでも役に立ちますように^^
Thank you♪