Alyssa's English

- 英語で夢を見よう -

世界の言語、一体いくつ存在するかご存じですか?

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 Hello, guys! 突然ですが!みなさんは、

世界にはどれくらいの言語が存在しているか、を考えたことはありますか?

いくつくらいか予想してみてからぜひ読み進んでください☆

私も正直知らないことばかりで、今回の記事は書いている間に色々知れてとても勉強になったし、言語の大切さを知れたように思います。

それでは、行きましょう♪

 

 世界の言語数はどれくらい?

 世界の国の数は196ヵ国で、外務省のウェブサイトによると、世界の現在の人口は約77億人です。https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/jinko_o.html

 そして、世界の言語の百科事典とも呼ばれるEthnologueによると、絶滅危惧言語も含め、現在「7,117」もの言語が世界には存在するようです。

これは、なかなかすごい数だと思いませんか? 

https://www.ethnologue.com/world

 

次は、世界や日本の言語状況について色々と書いていきますね^^

 

 

モノリンガル・バイリンガルマルチリンガル の国々

実は、世界の国々では母国語以外の他言語を話す国が大多数であり、多国語を話す人たちを「バイリンガル・二か国語話者」、「マルチリンガル・多言語話者」などと呼びます。

日本は、「日本語」の一ヵ国語のみを話す人が大半のため「モノリンガル」の国であり、世界で見るとモノリンガルは3割くらいと少数派です

これは、日本語が他の国と隣していない島国で、他国から影響を受けることが少なかったことと、独自に日本語を進化させたことが理由と言われています。

 

 

 世界の日本語学習者数

そんなモノリンガルな国、日本の言語「日本語」ですが、世界195ヵ国(日本を除く)の内、137ヵ国に365万人もの日本語学習者がいると言われています。学校や通信など教育を受けている人たちだけの数字のようなので、独学者などは含まれていませんから、日本語学習者はもっと存在すると予測できますね!

 独立行政法人 国際交流基金

https://www.jpf.go.jp/j/about/press/2019/dl/2019-029-02.pdf

 

 

世界の絶滅危惧言語

世界の言語に話は戻りますが、人口が77億ほどいて、7,117という莫大な数の言語があるにも関わらず、実はその半分ほどの言語が約6,000人ほどにしか話されていないマイナーな言語なのです

そして、その内の450の言語が、話し手がごくわずかしか存在していない言語だとわかっています。6,000人でも十分少ないですが、絶滅危惧言語は本当に少ない話者しか残っていません。

 世界の3分の2の言語を話す地域はアフリカやアジア諸国に集中しています。一つの国や地域で、様々な言語や方言がある国は非常に多いです。

グローバル化が進むにつれ、主要な言語を話す人が増加し、マイナーな言語はだんだんと必要がなくなっている・・・のだと推測します。

 

 

 言語が絶滅するとどんな問題があるのか

なぜ、言語を失うことが危惧されているのか…。

1990年辺りから特に問題とされてきたようで、近年の急激なグローバル化する社会がさらに言語の衰退・絶滅に拍車をかけている、と言われています。

言語の中には、文字がないものもあります。その言語を話す人がいなくなれば、話者のみでなく、先祖代々で受け継がれてきた知恵や歴史などが失われてしまうことが危惧されています。

そして、どんな言語でも話者がいなくなることは、その国や土地の人間文化、アイデンティティ、習慣などを失うようなものです。それは社会の維持にもかかわる問題になる、とも言われています。

 

 

 

日本の絶滅危惧言語・方言

日本の話になりますが、ユネスコの調べで、日本の言語・方言で「アイヌ語」が絶滅手前の”極めて深刻”、とされています。

また、2011年に起きた東北大震災で被災地の方言などを含めた言語・方言が深刻な状況にあるようです。

 

天災

人の都市への移動

若い人の方言離れ

話者が高齢で亡くなる

など、言語や方言離れには様々な背景があるようです。

 

 

 世界で最も話す話者が多いランキング

ここで、世界でもっとも話されている主要言語ランキングをご紹介したいと思います!

 

1位 中国語

世界人口第一位、話者数でみると一位

 

2位 英語

世界公用語と呼ばれる英語が二位にランクイン

 

3位 スペイン語

世界30ヵ国で話されている。ブラジルを除くすべての中南米の国で話されている。

 

4位 ヒンドゥー

インドとネパールで主に話される数あるヒンドゥー系言語の一つ

 

5位 アラビア語

アラビア語には数多くの方言があって、ネイティブスピーカーでもすべて理解するのは不可能なほどたくさん存在するみたいです。標準アラビア語イスラム教徒の間で神聖なる言葉として話されます。

 

  ※ランキングは所説あります。今回はどれくらいの人数の人に話されているのか、を重点にしたランキングでしたので、世界人口一位の中国語は一位ということになりました。

 

 

 

英語などの主要な言語の陰で・・

英語は国際的公用語と言われるほど非常に多くの人に使われています。

例えば、日本にいるあなたの目の前にインドの人がいて、何か伝えたくても相手のインドの方が日本語が話せなかったら、多くの人は英語を使おうとするんじゃないでしょうか。伝わらなかったら「英語が話せたらなぁ」と多くの方が思うのではないでしょうか。

 しかし、話される言語が特定され過ぎると、他の言語の需要が減り、話者が減少し、ゆくゆくは無くなっていくのでしょうね‥。

100年後には300語くらいになってしまうのではとも危惧されています。

英語が話せれば便利、だけどその背景には消えていく多くの言語やその歴史があるのだと思います。

 

 

 ありちゃんの長~いHitoriごと

最近のニュースなどを見て、「多言語学習うんぬんの前に、言葉の在り方を今一度見つめなおすべきなのでは」・・と思い、この記事を書きました。

決して言葉のキレイではない私自身への戒めでもあります^^;

 

個人的に、言語と言うのは「生まれて、変化して、死んでいく私たちと同じ生き物のよう」だなと思っています。なので、育てる事もできるし、どうでもいいやって放置?することもできるのかなって。

言葉の扱い方次第で人間関係とかその人の人生も変わってくるのかなと感じます。

 

言葉には、誰かを嬉しい気持ちにする正の力もあれば、誰かを殺めてしまう負の力もあります。 

言葉はとても強力で、良い意味でも悪い意味でも心に根強く残り続け、私たちを支えてくれたり苦しめたりします。

 

ネット社会の今、画面越しでは感情がそこまで大事にされてないように感じます。

無表情でも「本当にすごい!おめでとう!」なんて言葉も簡単に打てちゃいますしね。。

生身の対話は、非言語コミュニケーション(表情、声のトーン、ジェスチャーetc)がより大切で、画面越しではそこは欠落しがちかなと思います。そういうところが、感情が薄っぺらい人、感情をコントロールできない人、キレやすい人の要因の一つにもなっているのかなと思いました。もちろん、ほかにも様々な要因はあると思います。

 

多言語話せたらすごい、かもしれない。でも、自分が今使っている言葉が汚ければ、どんな言葉を学んでも言葉の扱い方は変わらないままなのでは。

 

感情にのまれて、ひどい言葉で相手も自分も傷つける事は良くあるけど、そこから学んでいけるといいですよね…。

 

46億年も生きている地球から見た私たちの人生は、本当に一瞬のものだと思います。ですが、私たちのこの一瞬の重ねが未来を作っていくんだと思うと、次の世代のためにも心を配って言葉を発せることができたらいいなぁと思います。

 

……ということで、まずは自分の言葉の扱いを定期的に見直すことがより良い言語学習につながったり、それが長い時間で見て言語を大事にしていけるのかなぁと思って今回の記事を書いてみました。

 

語学学習は生涯学習です。楽しもう!^ ^

 

あぁ・・・長ーい独り言にお付き合いいただきありがとうございます!

 

Thank you very much!